(ブルームバーグ):米コロラド州の富豪スタン・クロンケ氏は先月、ニューメキシコ州の広大な牧草地約100万エーカー(約4000平方キロメートル)を買収し、個人として米最大の地主となった。
土地専門誌ランド・リポートによると、今回の買収によりクロンケ氏が全米で所有する土地は計270万エーカー超に達した。同誌が発表する米国の地主トップ100人の年次ランキングで、クロンケ氏はこれまでは4位だったが、今回、森林を所有するエマソン家を抜きトップに浮上した。
ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、クロンケ氏(78)の資産は268億ドル(約4兆3000億円)。その大半は、米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のロサンゼルス・ラムズやサッカーのイングランド・プレミアリーグ、アーセナルを含め、さまざまなスポーツチームの運営によるものだ。

地元コロラド州では、ナショナル・バスケットボール・アソシエーション(NBA)のデンバー・ナゲッツ、ナショナル・ホッケー・リーグ(NHL)のコロラド・アバランチ、メジャーリーグサッカー(MLS)のコロラド・ラピッズを所有している。
ミズーリ州出身のクロンケ氏は1970年代に不動産投資を開始。ワイオミング、モンタナ、ネバダの各州で広大な牧場物件を買い進め、過去20年間で地方の土地所有を急拡大した。昨年12月には、実業家だった故ヘンリー・シングルトン氏の遺族から、ニューメキシコ州にある93万7000エーカーの土地を買収した。買収額は公表されていない。
クロンケ氏が現在所有する土地には、米西部とカナダの少なくとも9カ所の牧場があり、ワイオミング州にあるロッキー山脈最大の牧場「Qクリーク」(56万エーカー)も含まれる。ブルームバーグの指数によると、12月のニューメキシコ州での買収前の時点で、同氏の所有する牧場の価値は計39億ドルと評価されていた。
原題:LA Rams Owner Stan Kroenke Is America’s Biggest Landowner(抜粋)
--取材協力:Dylan Sloan、Daniel Cancel.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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