(ブルームバーグ):9日の欧州債市場では英国債が5日続伸。幅広い年限で上昇した。10年債は週間ベースで4月以来の大幅高となる勢いだ。
英国政府が長期借り入れから軸足を移しつつあることに加え、インフレ鈍化を背景に、イングランド銀行(英中央銀行)に対する利下げ観測が強まっていることが背景にある。
スワップ動向によれば、英中銀は年末までに45ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利下げが織り込まれている。前日は43bp、先週は39bpだった。
この日のドイツ債やユーロ圏国債はほぼ変わらず。米国で発表された失業率は予想以上の低下となったが、相場にはあまり響かなかった。
英国では昨年の大半でインフレ懸念が根強く、労働市場の弱まりを示唆するデータが出ていたにもかかわらず、英中銀は利下げに慎重な姿勢を崩さなかった。しかし足元では、アナリストの予想以上に速いペースでインフレが減速している兆候があり、投資家の緩和観測が強まった。
欧州株は反発、最高値を更新した。台湾積体電路製造(TSMC)の明るい見通しを手掛かりにテクノロジー株が上昇。ストックス欧州600指数は1%上昇して取引を終えた。
スイスの資源大手グレンコアは10%上昇し、2024年7月以来の高値。一方、豪英系鉱山会社大手リオティント・グループは3%安となった。リオティントはグレンコアを買収し、時価総額2000億ドル(約31兆円)超の世界最大の鉱山会社を設立する計画を巡り協議を進めている。
1月9日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
原題:UK Bonds on Best Run in Months as Traders Nudge Up Rate Cut Bets
Gilts Head for Best Week Since April: End-of-Day Curves, Spreads
European Stocks Hit Fresh Record as TSMC Leads Tech Higher
(抜粋)
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