週明け5日の金・銀相場は上昇した。米国がベネズエラのマドゥロ大統領を拘束したことを受け、地政学リスクが高まった。

スポット金価格は一時2.1%上昇し、1オンス=4420ドルを上回った。一方、銀は約5%上昇した。トランプ米大統領は週末にマドゥロ大統領夫妻を拘束した後、米国がベネズエラを「運営」すると表明。石油資源を含むベネズエラへの「全面的なアクセス」が必要だとも語った。

オーバーシー・チャイニーズ銀行のアナリスト、クリストファー・ウォン氏は、今回の事態が「地政学的な不確実性という背景を改めて強めた」と指摘。ただ、目先のリスクは限定的との見方を示し、「ベネズエラ情勢は長期的な軍事衝突よりも比較的早期の収束に向かう可能性が高い」と述べた。

金相場は昨年、1979年以来の年間上昇率を記録し、最高値を更新。中央銀行による買い入れや金価格に連動する上場投資信託(ETF)への資金流入、3会合連続の米利下げが追い風となった。

主要銀行の間では、金の一段高を支持する見方が強い。ゴールドマン・サックス・グループは金の基本シナリオとして、1オンス=4900ドルまで上昇するとし、上値リスクもあるとしている。

シンガポール時間午前11時45分(日本時間午後12時45分)時点で、金は1.8%高の1オンス=4409.84ドル。銀は3.5%高の75.38ドル。プラチナとパラジウムはそれぞれ約2%上げた。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.3%上昇した。

原題:Gold, Silver Jump as Venezuela Tensions Add to Geopolitical Risk(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.