(ブルームバーグ):30日大納会の日本株相場は下落する見通し。米国市場で大型ハイテク株を中心に手じまいの売りが優勢で、主要指数が下げたことが重しになる。
国内でも人工知能(AI)関連が売られやすい。為替がやや円高に振れたことで輸出株の一角も軟調になる可能性がある。半面、日本銀行の利上げ継続観測や高市政権の経済政策への期待などから金融などバリュー株への買いが相場を支えそう。
野村アセットマネジメントの石黒英之チーフ・ストラテジスト
- 米国では金や銀が急落し、リスク資産の株もハイテク銘柄を中心に売られた
- きょうの日本株もAI関連などを中心に持ち高調整で売りが優勢になりやすい
- 売り一巡後はバリュー株を中心に買われる底堅い展開を予想
- バリュー株では長短金利差の拡大を背景に銀行など金融株、成長ストーリーがある建設や不動産株などが買われやすい環境
- 東証株価指数(TOPIX)は最高値圏にあり、悪くないムードで1年を終えることになるだろう
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