ソニーグループが、熊本県内に新たな半導体の工場を建設する検討を始めたことが分かりました。投資額は数千億円規模になる見通しです。

関係者によりますと、ソニーグループは数千億円を投じてスマートフォン向けの画像センサーの半導体工場を熊本県合志市に建設する検討に入ったということです。

建設予定地のそばには台湾の半導体大手TSMCの工場が建設中で、ここにはソニーもおよそ570億円を出資しており、画像センサーに必要な半導体の調達網も強化しています。

半導体の国産化をめぐっては、トヨタ自動車やNTTなどが出資し立ち上げた半導体の新会社「ラピダス」が、次世代半導体の量産を2027年に目指すなど活発化しています。