米連邦準備制度理事会(FRB)次期議長の有力候補であるホワイトハウスのハセット国家経済会議(NEC)委員長は4日、米金融当局が来週の会合で追加利下げの決定を下すべきだと述べるとともに、0.25ポイントの利下げが行われるとの見通しを示した。

ハセット氏を巡っては、来年5月に任期満了となるパウエルFRB議長の後任として、トランプ大統領が指名する準備を進めているとの観測が広がっている。ハセット氏はFOXニュースとのインタビューで、連邦公開市場委員会(FOMC)が今月9、10両日の会合で利下げを決めると予想するかどうかの質問に答えた。

ハセット氏はFRB理事や地区連銀総裁の最近の発言に言及し、利下げを「すべきであり、そうする公算が大きいと考える」と発言。当局者について、「彼らは現在、利下げの方向に一層傾いていると見受けられる」と話した。

長期的には「一段の低金利に到達」するのが望ましいと指摘した上で、「25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)でコンセンサスがある様子で、実際にそうであれば、私はそれで構わない」と語った。

ハセット氏は、次期FRB議長に指名され上院で承認された場合に追加で何回の利下げを目指すかとの質問には言及を避けた。議長の役割は「非常にデータに敏感であること」であり、金利の調整がインフレや雇用にどのような影響を与えるかを慎重に考慮すべきだと述べた。

また、「大統領は複数の候補者を検討している」とし、「優れた人々と共にリストに名を連ねていることを光栄に思う。今後の展開を見守りたい」とコメントした。

トランプ氏は2日、次期議長の指名について「来年早々に」発表する予定であり、最終候補者を既に決定したと述べた。トランプ氏はこのところハセット氏を繰り返し称賛し、指名の可能性を示唆している。

トランプ氏はホワイトハウスのイベントで「FRBの次期議長候補もここにいるようだ」と語り、「誰がそう呼んでいいのか分からないが、彼は尊敬されている人物だ。それだけは言える。ありがとう、ケビン(ハセット氏)」と話した。

ブルームバーグ・ニュースが事情に詳しい複数の関係者の話として先に報じたところでは、大統領の側近らは、ハセット氏が次期議長に指名された場合、NEC委員長のポストをベッセント財務長官に兼務させる案を協議しているという。

原題:Hassett Says Fed Should Cut Rates, Predicts 25 Basis Points(抜粋)

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