ウクライナのゼレンスキー政権でナンバー2とされるイエルマーク大統領府長官が辞表を提出しました。汚職事件に絡み、自宅の捜索を受けていました。

ゼレンスキー大統領は28日、イエルマーク大統領府長官が辞表を提出したと発表しました。

これに先立ち、ウクライナの政府高官の汚職を取り締まる捜査機関は、イエルマーク氏の自宅を捜索していることを明らかにしていました。

捜査機関は今月、国営の原子力企業が絡むエネルギー業界での大規模な汚職事件の捜査に着手していることを発表し、関与が疑われる閣僚らが解任されています。

イエルマーク氏はゼレンスキー氏の腹心として知られているほか、ロシアとの戦闘終結に向けた和平協議で代表団のメンバーを務めていて、今後の協議に影響を及ぼす可能性があります。