ウナギの国際的な取引の規制を議論する会議が来週始まるのを前に、日本は各国に反対を呼びかける働きかけを強めています。

来週から始まるワシントン条約の締約国会議では、EU=ヨーロッパ連合が提案するニホンウナギを含む全てのウナギを国際取引の規制対象にするかが議論されます。政府はニホンウナギは絶滅のおそれはないとして、EUの提案に反対する姿勢です。

鈴木農水大臣
「(きのう)在京の大使館向けの説明会を私が主催者となって開催した。多くの皆さんから、日本の立場に『支持を表明する』といった声もあった」

鈴木大臣は、57か国の大使などに日本の主張を説明したと明らかにしました。

否決には60か国程度の反対が必要だと見込まれているということです。