(ブルームバーグ):米ゴルフ用品メーカーのトップゴルフ・キャロウェイ・ブランズは、トップゴルフとトップトレーサーの事業について株式60%をプライベートエクイティー(PE、未公開株)投資企業のレオナルド・グリーン&パートナーズに売却することに同意した。両社の合意は同事業を約11億ドル(約1700億円)とする評価に基づいている。
同社が展開するブランドで急成長しているトップゴルフは、資本集約性も高く、この将来を巡って数カ月前から協議が行われていた。トップゴルフ・キャロウェイは同事業のスピンオフ(分離)もしくは一部売却などの選択肢を検討してきた。
チップ・ブリューワー最高経営責任者(CEO)は18日の会社資料で、複数企業から打診があったが最終的に既存パートナーであるレオナルド・グリーンに決定したと述べた。株式売却はトップゴルフ・キャロウェイにおよそ7億7000万ドルの収入をもたらすと見込まれ、取引は規制当局の承認次第だが2026年1-3月中に完了する見通しだという。
トップゴルフ・キャロウェイはこの売却後、キャロウェイやオデッセイ、トラヴィスマシュー、オジオなど、同社が中核事業と位置付けるブランドに経営資源を絞る。これらの事業は過去12カ月に約20億ドルの売上高を残した。
売却交渉ではゴールドマン・サックスとセンタービュー・パートナーズがトップゴルフ・キャロウェイの助言役を担い、レオナルド・グリーン側の代表はモーリスが務めた。
原題:Topgolf Sold to LA Private Equity Firm in $1.1 Billion Deal(抜粋)
--取材協力:Ignacio Gonzalez.もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
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