ニトリホールディングスは客数が10か月連続で前年を割り込み、今年9月までの中間決算は減収減益だったと発表しました。

ニトリホールディングスが発表した今年4月から9月までの中間決算では、売上高にあたる売上収益は前年同期と比べて1.8%減少し、4391億円となりました。純利益は417億円で、8.1%の減少です。

物価高で家具などの耐久消費財に対する購買意欲が下がり続け、客数が10か月連続で前年割れのところに、人件費や物流のコスト増も影響したということです。

似鳥昭雄会長は「こういう状態は初めてで、深く反省している」としたうえで、「今のニトリには消費者の求めている商品が無く、魅力が少ないということだ」と分析。

来年2月以降、新商品の割合を現在の20%から30%に引き上げるとともに、低価格帯の商品も強化して巻き返したい方針を示しました。