「自分のルーツを忘れないでほしい」祖父母の願い
こちらの教室では、閩南語の授業が行われていました。
呉畇臻さん(12歳)は小さいころから閩南語を使っていましたが、学校に入ると中国語を使うことが多くなったといいます。呉さんの祖父母はいつまでも孫が自分のルーツを忘れないで欲しい、と願っています。

呉さんの祖父 呉永祥さん(78)
「『水を飲むときは源を思え』という言葉通り、まずは自分たちのルーツを証明する閩南語を守り続け、これからも使い続けて欲しいと思います」

呉永祥さん
「閩南語の授業時間はそれほど長くはないかもしれませんが、子どもたちが学校で学んだ後、家に帰って両親や祖父母と母語でコミュニケーションを取り、家族の絆を強めることができます。政府がこのような言語教育に力を入れることには大賛成です」