中国の王毅外相は7日から12日にかけてアフリカの3か国を訪問し、台湾は中国の不可分の領土であるとする一つの中国の原則を各国が守ることを確認しました。

中国外務省によりますと、10日、王毅外相はレソトのレジョネ外相と会談しました。

会談で王毅外相は「中国はレソトが一つの中国の原則を堅持していることを高く評価し、これまで通りレソトが国家主権や安全保障、発展の権利と利益を守ることを支持する」と主張しました。

これに対して、レジョネ外相は「台湾独立に断固として反対し、中国が国家統一の実現に向けて行うあらゆる努力を支持する」と応じたということです。

これに先立って行われたエチオピア、タンザニアの外相との会談でも一つの中国の原則を堅持する方針を確認しました。

高市総理の台湾有事をめぐる発言に反発を続ける中国政府は、フランスやイギリスなど西側諸国のほか、中東など世界各国に自らの立場を説明し、支持を広げる「外交戦」を展開しています。

今回もアフリカ歴訪のタイミングを利用して自らの主張を展開した形です。

また、中国は各国に高い関税を課してきたアメリカのトランプ政権を念頭に、アフリカのほとんどの国からの輸入関税をゼロにしていて、今回の歴訪を通じて各国と経済面などでの協力を強化していく方針も確認しました。

中国の外相が年明けにアフリカを訪問するのは36年連続です。