(ブルームバーグ):片山さつき財務相は12日、外国為替市場で進んでいる円安は急激だとし、経済への影響は「マイナス面が目立ってきていることは否定できない」と市場をけん制した。参院予算委員会で答弁した。
片山財務相は、為替動向について「一方的な急激な動きが見られる」と指摘。「投機的な動向を含め、為替市場における過度な変動や無秩序な動きについて、高い緊張感を持って見極めている」との見解を改めて示した。
片山財務相はこれまでも閣議後会見などで円安をけん制する場面があったが、「マイナス面が目立っている」との表現は初めて。警戒感の度合いを一段上げたと言えそうだ。
円相場は対ドルで2月以来の水準となる154円79銭まで下落後、片山財務相の発言を受けて一時154円50銭台に戻した。
(片山氏の発言の詳細を追加して更新しました)
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