英・オランダ系の消費財メーカー、ユニリーバがスピンオフするアイスクリーム部門が、計画より約1カ月遅れで上場する。米政府機関の一部閉鎖の影響で遅れが生じた。

4日の発表文によると、マグナム・アイスクリームは12月8日にアムステルダム、ロンドン、ニューヨークで取引を開始する。当初は来週初めに上場を予定していたが、先月、政府閉鎖を理由に延期した。

マグナムは1カ月余り続いている政府閉鎖で影響を受ける主要上場案件の一つとなる。米証券取引委員会(SEC)の業務がほぼ停止する中でも取引開始を可能にするSEC規則が、実際に機能するかどうかが試される。

ユニリーバのアイスクリーム部門は、7-9月(第3四半期)売上高が23億ユーロ(約4000億円)。同社は11月4日、SECに登録届出書を提出する見通しだ。

SECの規定では、企業はスピンオフを申請すれば、最長30日程度で自動的に有効とみなされる仕組みが認められている。

原題:Unilever’s Ice Cream Spinoff Trading Debut Faces Shutdown Delay(抜粋)

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