高市政権の経済政策はどうなるのか?安倍政権のもとで内閣官房参与を務め、現在は高市早苗氏に政策提言をしている本田悦朗氏に聞きました(取材は10月24日に実施しました)。
「年10兆円の余裕がある」高市総理のブレーン語る日本経済のいま

ーー高市さんに最初にお会いになったり密に意見交換をしたりするようになったのはいつごろですか?
昨年の総裁選挙の前ですね。具体的にいつ頃かというのはよく覚えていないんですが、昨年の最初ぐらいから高市さんは照準を総裁選挙に絞っていらっしゃいましたから。特に私は消費税の減税に関心を持っていますのでそこはよく議論いたしました。
ーー一番最近お会いになったのはいつですか?
1か月ぐらい前でしょうか。私だけではなくて、エコノミスト数人、それから支援者の方も含めて、複数名でレストランの食卓を囲んで。そのときの中心の課題は、やはり財政の持続可能性、それから財政余力。あとどれだけ財政を新規政策あるいは減税に使っても、日本の財政は健全さを維持できるかと言ったところにやはり高市さんは関心をお持ちになっていて。
というのは、やっぱり新しい政策をやりたいんですね。やる場合には財政資金が要りますので、どこまで余裕があるのかということを具体的な数字で示して欲しいと。それをご説明申し上げたということでありますね。