中国はブラジルやアルゼンチンなど主要な牛肉供給国に輸入枠を設け、超過分に関税を課す方針だ。国内産業を保護する。

商務省によると、関税措置は2026年1月1日から3年間適用され、輸入枠を超過したサプライヤーには55%の関税が課される。

同省のウェブサイトに掲載された別の声明によれば、ブラジルやアルゼンチン、オーストラリア、米国など主要輸出国には、中国市場でのシェアにおおむね沿った形で、より多い数量の枠が認められる。一方、モンゴル、韓国、タイなどはこの措置の対象外となる。

24年12月から実施されていた調査の結果を受け、国内価格を下支えし、地元の畜産農家を保護するために今回の制限が導入される。中国では近年、政府が飼育拡大を奨励したことで国内生産が増加する一方、海外からの牛肉購入も急増していた。

ブラジルには、年間100万トン強が割り当てられるものの、今回の関税による影響が及ぶ可能性がある。米国への割り当ては今後3年間、それぞれ16万4000トン、16万8000トン、17万1000トンに設定された。

中国への牛肉流入制限は、旺盛な需要と供給不足を背景に高騰している世界的な牛肉価格を落ち着かせる可能性もある。特に、米国では、飼育頭数の減少と底堅い需要の中で需給が逼迫(ひっぱく)している。トランプ大統領は生活費の高騰に不満を募らせる有権者のため、牛肉など食料品に対する関税引き下げに動いている。

原題:China Imposes Beef Import Quotas to Protect Local Industry (1)(抜粋)

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