ASEAN関連の首脳会議がマレーシアで始まりました。本格的な外交デビューとなった高市総理は、ASEANとの連携強化を訴えます。一方、あす日本を訪れるアメリカのトランプ大統領はマレーシアなどの各国首脳と会談をこなしています。現地から中継です。
先ほど始まった日・ASEANの首脳会議で、高市総理は日・ASEAN協力を一層発展させたいと訴えました。
高市総理
「2023年の日本ASEAN友好協力50周年の共同ビジョン声明で打ち出した3本柱に沿って、協力の進展を皆様に共有します」
先ほどから始まったASEAN=東南アジア諸国連合との首脳会議では、高市総理はAIや安全保障分野などでの協力を確認したい考えです。
「世界の真ん中で咲き誇る日本外交を取り戻す」と意欲を見せる高市総理は、海洋進出や経済的な威圧を強める中国を念頭に日本が主導する法の支配に基づく「自由で開かれたインド太平洋」の推進に向けた協力を呼びかけ、共同声明をまとめたい考えです。
また、これに先立ち、高市総理はフィリピンとの首脳会談をおこなうなど、二国間の首脳同士の信頼関係も築きたい考えです。
フィリピンとの間では、経済や安全保障面での協力について意見を交わし、互いの懸案事項について率直に話し合ったということです。
きのうは、アメリカのトランプ大統領とも電話会談していて、高市総理は「快活で楽しい」、トランプ氏は「本当に素晴らしく、美しい」などと互いの印象を語りましたが、あすはトランプ大統領が6年ぶりに来日し、天皇陛下との会見を行うほか、あさっては日米両首脳の会談も予定されていて、高市総理は今回の外遊の成果も活かしながら、日米同盟の強化と首脳同士の個人的な信頼関係を築きたい考えです。
【速報】高市総理「とても良い会談だった」 初の対面外交 日フィリピン首脳会談