トランプ米大統領は、半導体の輸入に対して「非常に近いうちに」関税を課すと述べた。ただ、米国内での投資拡大を約束しているアップルのような企業の製品は対象外とする考えを示した。

トランプ氏は4日、アップルの最近の投資計画に言及した。その上で、アップルが関税によって直面するリスクを巡り、同社の最高経営責任者(CEO)である「ティム・クック氏はかなり良い立場になるだろう」と話した。

ホワイトハウスで開かれた夕食会で記者団に語ったもので、この夕食会にはクック氏を含む世界的なテクノロジー大手のトップや創業者らが集まった。

トランプ氏は「ここにいる人々とも半導体について話し合った。われわれは国内に来ていない企業に関税を課す」と指摘。「非常に近いうちに関税を課すことになる。おそらく耳にしているだろうが、かなり大きな関税を課すことになる」と説明した。

さらに、米国への進出や設備投資の計画があれば関税を課すことはないとの見方も示した。

トランプ氏は先月、半導体を含む輸入品に対して100%の関税を課す方針を表明。これまでに関税率が100%を大きく上回る可能性があると示唆しており、200%や300%に達する可能性もあるとしていた。

原題:Trump Says ‘Fairly Substantial’ Chips Tariffs Coming ‘Shortly’(抜粋)

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