(ブルームバーグ):中国の人工知能(AI)スタートアップDeepSeek(ディープシーク)が、オープンAIなど米国のライバル企業と新たなテクノロジー分野で競い合うため、より高度なAIエージェント機能を備えたAIモデルの開発を進めている。事情に詳しい関係者が明らかにした。
DeepSeekが構築中の新モデルは、ユーザーからの最小限の指示で複数の工程を実行できるよう設計されており、過去の行動を基に自ら学習し改善する能力も備えている。非公開情報だとして関係者が匿名を条件で語った。
創業者の梁文鋒氏は、この新しいモデルを10-12月(第4四半期)に公開するようチームに指示しているという。
DeepSeekは今年1月、数百万ドルの開発費で構築したとされる人間の推論プロセスを模倣する競争力のあるモデル「R1」を発表。世界のテクノロジー業界に衝撃を与えた。
ただしその後は、米中のライバル企業が相次いで新たなモデルを投入する一方、同社の発表は小規模な改良にとどまっている。
DeepSeekに電子メールでコメントを2回求めたが、返答はなかった。
原題:DeepSeek Targets AI Agent Release by End of Year to Rival OpenAI(抜粋)
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