暗号資産(仮想通貨)投資会社ギャラクシー・デジタルの創業者で最高経営責任者(CEO)を務めるマイケル・ノボグラーツ氏は、人工知能(AI)とステーブルコインの技術の結びつきが強まるにつれて、AIツールがステーブルコインの利用拡大を後押しするとの見方を示した。

ノボグラーツ氏は香港で開催されたゴールドマン・サックス・グループ主催のアジア・リーダーズ会議に合わせてブルームバーグテレビジョンのインタビューに応じ、「そう遠くない将来にステーブルコインの最大の利用者はAIになる」と語った。

同氏は例として、AIエージェントがユーザーの嗜好(しこう)に合わせて自動的に食料品を注文し、ステーブルコインを使って支払うケースを挙げ、「1年後か5年後か分からないが、近い将来、ステーブルコイン取引は爆発的に増えるだろう」と述べた。

ステーブルコインは通常、ドルなどの法定通貨を裏付けに発行される暗号資産で、代替決済システムとして利用が広がっている。

暗号資産業界の見通しについて語るマイケル・ノボグラーツ氏

原題:AI Agents Will Become Biggest Stablecoin User, Says Novogratz(抜粋)

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