(ブルームバーグ):米ミネソタ州ミネアポリスで27日朝、カトリック教会の外から黒ずくめの男が窓越しに数十発を発砲し、子ども2人が死亡、17人が負傷した。教会では隣接する付属校に通う児童がミサに参列していた。
ミネアポリス警察のブライアン・オハラ署長によれば、銃撃犯は20代前半と見られる男で、身元は特定されていない。男は所持していたライフルとショットガン、ピストルを使い切った後、教会の裏で自殺したという。
負傷者のうち14人は子どもで、うち2人は重体だとオハラ署長は述べた。死亡した2人の児童は8歳と10歳だった。
ジェイコブ・フレイ市長は記者会見で、「この非道な行為の恐ろしさを表現する言葉が見つからない」と語った。
未就学児から8年生までを対象としたこの学校では、25日に始まった新学期に伴う全校ミサが午前8時15分から予定されていた。
現場には自動車が1台残されており、犯人が合法的に銃器を所持していたかどうかは現時点で不明だと、オハラ署長は述べた。
連邦捜査局(FBI)はミネアポリス支局の捜査官を現地に派遣したと発表。トランプ米大統領は銃撃について説明を受けたとし、「この恐ろしい状況」をホワイトハウスは注視していると述べた。
ミネアポリスでは過去24時間に複数の銃撃が発生。26日午後には高校の外で1人が死亡し、6人が負傷した。その日は別の銃撃が2件起き、さらに2人が死亡したとAP通信が報じた。これらの事件と27日の銃撃には関連性がないとオハラ署長は述べた。
原題:Gunman Kills 2 Children During Minneapolis Catholic School Mass(抜粋)
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