高市内閣の支持率が82.0%にのぼることが最新のJNNの世論調査でわかりました。この勢いの背景には何があるのでしょうか?
怒濤の“外交ウィーク”を終えた高市総理はきょう、都内で開かれた北朝鮮による拉致被害者の帰国を求める集会に出席しました。
高市総理
「北朝鮮側には(金正恩総書記と)首脳会談をしたい旨お伝えをしております。わたくしの代で何としても突破口を開き、拉致問題を解決したい」
「首脳同士で正面から向き合い、具体的な成果に結びつけたい」と決意を語った高市総理。
政権発足からおよそ2週間。高市内閣の支持率が、82.0%にのぼることが最新のJNNの世論調査でわかりました。政権発足直後の支持率としては2001年以降の政権で、小泉内閣に次ぐ2番目に高い数字です。
総理周辺も手応えを滲ませています。
総理周辺
「高市総理のリーダーシップが示される形で一つ一つの物事が進んでいるのが大きい」
総理就任早々、国際会議に出席したほか、アメリカのトランプ大統領や中国の習近平国家主席など、国際政治の“主役”と精力的に会談をこなしたことも高い支持率の背景にあるものとみられます。
ただ、自民党の支持率は1.0ポイントの上昇にとどまっていて、党内からは「浮かれている場合ではない」と冷静な声も上がっています。
閣僚経験者
「高市総理になって何かが変わるという期待感があるだけ。雰囲気、イメージが変わっただけで物価高対策などはこれからだ」
世論調査では期待する物価高対策として、▼食料品の消費税ゼロや、▼現役世代の社会保険料の引き下げなど、実現までのハードルが高いものが上位を占めています。
国民の期待にどう応えるのか。あすから始まる国会の論戦では、高市総理に加えて初入閣の大臣も答弁に立つことになり、内閣の真価はこれから問われることになります。
高市総理「北朝鮮側に首脳会談したい旨伝えている」 “金正恩総書記と正面から向き合い…” 拉致被害者の即時一括帰国求める大会で