【東京の『若者』の声の重要性】
地方における20代人口の就職期の流出が地方の婚姻減から出生減へと連鎖し、統計上、もはや社会減が自然減に直結ともいえる人口動態にある。
一方で現在、東京都は「20代人口の就職聖地」として全国の若者人流のデッドエンドとなっており、その東京都の若者の考え方が、今後の日本の就職、結婚、出産のトレンドを築いていくことが予想される。
ただ、東京都は長く住み慣れた地元を離れ、食・言語などを含む「普通」が異なる若者が就職期に集うことによって形成される「日本一の20代多民族国家」ともなっている。
つまり、若者数が日本一とはいえ、新天地で新たな社会人生活を始める20代の若者たちの出会いが、そう簡単には発生しないことが想像に難くない。
そこで、令和時代に東京都に集う若者たちが一体どのような出会い方を求めているのか、興味深いデータを紹介したい。