次のFRB議長候補「10人か11人くらい」

Q:あなたやトランプ大統領は FRBを再構築・再形成する機会を得られます。パウエル議長が進めている改装のことではありません。理事会の構成と体質についてです。現在行っている変革について話しましょう。スティーブン・ミラン氏から始めましょう。ミラン氏はどれくらいの速さで承認を得られそうですか?

ベッセント財務長官:そうですね。トランプ大統領は上院共和党のスーン院内総務に影響力があります。スーン院内総務は税制合意で素晴らしいパートナーでした。スーン院内総務も私と長い付き合いのあるミラン氏が、一日も早くFRBに入ることを望んでいると思います。とにかく私は9月の会合に期待しています。

またトランプ大統領はFRBの建物や莫大なコスト超過を懸念しており、FRBは支出の監督が不十分で組織としての責任感が欠如していることを示しています。大統領も私もFRBの基盤について心配しています。なぜこんなことが起きたのか、これまでのリーダー達はなぜこの事を許してしまったのか。

Q:ミラン氏の任期が切れる1月以降も留任すると思いますか?

ベッセント財務長官:そうは思いません

Q:クーグラー氏の議席を埋めるのは誰でしょう?

ベッセント財務長官:今 候補者のリストを作成しているところです。今日も 数名が明らかになると思います。民間部門の候補者もいます。現在のFRBメンバーのリストに加え、民間部門の中から評価の高い人物も候補に加えます。

Q:例えば誰です?

ベッセント財務長官:評価のとても高い人たちです。その後 2つ目の議席について考えます

Q:名前を挙げていただけませんか?ヒントをお願いします。この番組の出演者はいますか?

ベッセント財務長官:民間部門の名前が挙がるだろうというヒントを今あげました。

Q:FRB議長については何人くらいの名前を考えているのでしょう?

ベッセント財務長官:幅広い候補者と面接するつもりです。10人か11人くらいです。我々の中のグループが候補者と面談します。金融政策や重要な規制政策について話し合いたいです。今のFRBは他の規制当局に大きな影響を与えていると思います。FRBはOCCやFDICと並ぶ3つの規制当局のうちの一つにすぎません。今のFRBはそれを理解すべきです。

Q:大統領に何名を提案し、大統領が直接面接を行うのはいつですか?

ベッセント財務長官:具体的なスケジュールはありません。ミラン氏を任命したことで時間的な余裕ができました。私は幅広い候補者を検討したいのです。大統領は非常に柔軟な考えの持ち主です。パウエル議長を選んだ時もジャネット・イエレン氏とジョン・テイラー氏に面接をしました。2人はこれ以上ないほど対照的です。でも2人とも候補者でした。