フランス南部で、過去約20年間で最大規模の山火事が発生し、ブドウ畑や農地に被害が及んでいる。これまでに1人が死亡し、住民は避難を余儀なくされている。

現地当局によると、オード県では消防士約2100人が消火活動に当たっている。6日時点で、十数人が負傷。消防士1人が重体となっている。複数の道路が閉鎖され、数千世帯で停電が発生した。

気候変動に伴い、欧州では熱波が激しさを増している。欧州大陸は、世界で最も急速に温暖化が進んでいる。暴風雨や山火事など極端な気象現象が増えており、特に地中海沿岸地域でその影響が顕著だ。

公共ラジオ、フランス・アンフォによると、火災は5日に発生し、パリの面積を上回る1万6000ヘクタールが焼失した。最近の熱波で農地が乾燥しており、燃え広がるのが速かった。

原題:Deadly Wildfires Ravage Southwest France as Heat Wave Builds (2)(抜粋)

--取材協力:Lauren Rosenthal.

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