米電気自動車(EV)メーカー、テスラは、中国市場向けに主力スポーツタイプ多目的車(SUV)「モデルY」の6人乗りロングバージョン「モデルYL」の投入を準備している。

中国工業情報省(MIIT)のウェブサイトに掲載された情報によると、新型モデルは現行モデルより約15センチ長くなる見通し。バッテリーのサプライヤーは、LGエナジーソリューションとなっている。

テスラはSNSの微博(ウェイボ)で写真の投稿と共に今秋の新型モデル投入を確認した。これを受け、同社の株価は16日の米株式市場で3.5%上昇した。

テスラは、上海工場からの出荷台数が増加に転じたばかりだが、6月の中国全体のEV出荷の伸びには依然として後れを取っている。比亜迪(BYD)を筆頭とする国内メーカーは、価格競争力に加え高度な機能を備えた多様なEVを相次いで投入。スマートフォン大手の小米(シャオミ)もテスラ車への対抗を鮮明にしている。

テスラは価格など新型モデルに関する詳細を明らかにしていない。現行のモデルYの中国における販売価格は26万3500元(約545万円)から。

原題:Tesla Readies a Six-Seat Version of the Model Y for China (1)(抜粋)

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