フランス・パリで130人が亡くなった同時多発テロの発生から10年が経ち、事件現場などでは多くの人が花を手向けました。

記者
「ちょうど10年前、劇場に男3人が押し入り、銃を乱射するなどして90人の方が亡くなりました」

2015年11月、イスラム過激派に感化された若者ら10人がパリ中心部にある劇場や郊外のスタジアムなどを同時間帯に襲撃し、130人が死亡しました。

発生から10年が経った13日、市内の広場では多くの人が花を手向けました。

当時現場付近に住んでいた人
「10年前も、死のような沈黙の中、みんなここに集まっていました。生存者たち、両親を失った子どもたちへの連帯の気持ちでここに来ました」

献花に訪れた人
「犠牲者を忘れずに、フランスを傷つけようとする者に屈していないと示したいです」

フランスメディアは、今月、実行犯の交際相手だった女が新たなテロを計画した疑いで拘束されたほか、先月にもライブハウスなどへの襲撃が計画されていたと伝えています。

SNSでテロが呼びかけられるケースが増えていて、テロの脅威は今も続いています。