米スターバックスの労働組合に加盟するバリスタがストライキを開始する。ストは拡大する可能性があり、過去最大規模となる可能性がある。

全米約1万店舗のスターバックス直営店のうち約550店舗の従業員を代表する労働組合「ワーカーズ・ユナイテッド」は、13日に少なくとも40都市でストライキを実施する計画だ。対象地域にはニューヨークやダラス、サンディエゴ、フィラデルフィア、そして本社があるシアトルが含まれる。

労組によると、65店舗から1000人以上のバリスタが参加を予定している。スト活動は期限を設けず、組合契約の締結や法的係争の解決に向けた進展がない場合には、さらに拡大する可能性がある。

ストは、毎年恒例のホリデー用カップ配布日(レッドカップデー)に合わせて行われる。労組側はスターバックスが公平な交渉に応じようとしていないと非難しており、会社側への圧力を一段と強めたい考えだ。

スターバックスは不正を否定しており、組合側が交渉を放棄したと主張している。同社の広報担当ジャシー・アンダーソン氏は12日、「ワーカーズ・ユナイテッドが交渉の席に戻る代わりにストライキを呼びかけたことは残念だ」と述べた。同氏はまた、ストの有無にかかわらず「ほぼすべて」の店舗では通常通り営業する準備が整っていると説明した。

原題:Starbucks Workers Launch Strike in 40 Cities, With Plans to Grow (2)

(抜粋)

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