米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズは予約機能をスキーリゾートに拡大する。富裕層顧客をプレミアムサービスに呼び込む取り組みの一環だ。

13日の発表文によると、新機能「ウーバー・スキー」では、北米と欧州の主要スキー場約40カ所への往復を事前に予約できる。対象には米コロラド州ベイル、ユタ州パークシティ、バーモント州ストウのほか、カナダ、スイス、フランスのスキー場が含まれる。

配車に使われる車両は2-4人向けで、乗客のスキー用品を収納できる追加のトランクスペースを備える。季節限定のこの予約オプションは13日から順次導入され、3月末までウーバーのアプリ上で利用できる。

ウーバーは中核事業であるモビリティー部門の利益確保と成長維持を目的に、利幅の厚い予約配車サービスに注力している。ダラ・コスロシャヒ最高経営責任者(CEO)は、事前予約や法人向けサービス、スポーツタイプ多目的車(SUV)などプレミアムサービスが、より手頃な料金帯の乗車オプションを支える構造になっていると説明している。

ウーバーはまた、米スノーリゾート大手ベイル・リゾーツとの提携を発表した。これにより、利用者はウーバーのアプリ上でスキーパスを予約できるようになる。

コロラド州ベイルにあるベイル・リゾーツのスキー場

原題:Uber Lets Riders Reserve Trips to Ski Resorts in Premium Push(抜粋)

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