ゴールドマン・サックス・グループは米利下げ再開時期の予想を9月と、従来の12月から前倒しした。関税によるインフレ圧力が予想より「やや小さくなりそうなこと」が理由としている。

  • ジャン・ハッチウス氏率いる同行エコノミストチームはリポートで、「確証は持てないが、9月利下げの確率は50%強とみている」とし、「そうなる複数のシナリオが考えられるためだ」とした
    • 「関税の影響が当初の予想を下回ることや、より大きなディスインフレ要因、さらには労働市場の本格的な減速もしくは前月比の変動による警戒感といったものだ」
    • 「連邦準備制度の指導部も、関税は一時的に物価水準を押し上げるだけというわれわれの見方を共有していると考えられる」
  • ゴールドマンは、9月、10月、12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合でそれぞれ0.25ポイントずつ利下げが実施されるという、年内に計3回の利下げを予想。政策金利の「ターミナルレートの予測も3.0-3.25%」と、従来の3.5-3.75%から引き下げた
  • 「もし利下げに保険的な意味合いを持たせるなら、2019年のように連続して実施するのが最も適切だろう」
    • 「今週発表の雇用統計が予想を大幅に下回らない限り、7月の利下げを予想しない」
  • 労働市場は依然として「健全」だが、「職探しが難しくなっているほか、残留季節性や移民政策変更が、短期的に雇用者数の下押し圧力になる可能性がある」

原題:Goldman Sachs Pulls Forward Fed Rate-Cut Forecast to September(抜粋)

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