(ブルームバーグ):衣料品ブランド「ZARA(ザラ)」を展開するスペインのインディテックスは11日、増収ペースが5-7月(第2四半期)に入り加速していることを明らかにした。世界的な景気低迷にもかかわらず、同社の商品に対する消費者需要の根強さを示している。
9日までの5週間で為替の影響を除いた売上高は前年同期比6%増加。2-4月(第1四半期)を上回る伸びを示している。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を経て急成長を記録した時期と比較すると成長ペースは鈍化しているが、貿易戦争がもたらした世界的な需要低迷をはねのける強さを見せている。
インディテックスは、変化の激しいファッション業界にも素早く対応できる厳格な在庫管理で競合他社を上回る業績を残してきた。
競合するスウェーデンのヘネス・アンド・マウリッツ(H&M)は、売れ残った衣料品の在庫が影響して四半期決算で投資家を失望させていた。
インディテックスは今年、店舗の改善とテクノロジーに18億ユーロ(約3000億円)を投じるほか、物流網の拡大に9億ユーロを投資する計画。
原題:Zara-Owner Inditex Sales Rise Even as Global Economy Cools(抜粋)
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