(ブルームバーグ):台湾積体電路製造(TSMC)の魏哲家最高経営責任者(CEO)は3日の株主総会で、2025年の売上高がドルベースで20%台半ばの伸びになるとの見通しを維持した。
魏氏はまた、TSMCの利益が今年、過去最高を記録する見込みであるとしつつ、最近は台湾ドル高の影響で粗利益率が3%低下したと明らかにした。
再生可能エネルギーについては、台湾で入手可能な分をできるだけ購入すると述べ、台湾で2026年に導入予定の炭素賦課金制度についても、TSMCとして支持する姿勢を示した。
同社の海外拠点拡大が進む中でも自社の技術は引き続き安全に保たれると強調したほか、人型ロボット向け半導体の需要について「非常に強い」とみているという。
TSMCは今年、400億ドル(約5兆7200億円)を支出する予定。先に今年の設備投資見通しを380億-420億ドルと示していた。
原題:TSMC Sees 2025 Profit Rise to Record; Keeps Sales Outlook (1)(抜粋)
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