米会員制量販大手コストコホールセールが29日発表した第3四半期(5月11日まで)決算で、利益は市場予想を上回った。規模の大きさや熱心な支持者を武器に、関税や経済の混乱を乗り切ったことが示された。

同社の発表によると、第3四半期の1株利益は4.28ドルと、アナリスト予想を上回った。消費者が節約のために生活必需品を優先しているにもかかわらず、同社が収益性を維持していることを示唆した。

29日の米株式市場の通常取引後の時間外取引で、コストコ株はほぼ変わらず。年初来では10%上昇している。

コストコは関税に対応するために、調達先を高い関税が課されている国から他の市場へ変更するなど、さまざまな措置を講じていると、ロン・バクリス最高経営責任者(CEO)が決算説明会で述べた。同社の米売上高の約3分の1を輸入品が占める。

ガソリンと為替の影響を除いた既存店売上高は8%増。電子商取引の売上高も約16%伸びた。

原題:Costco Defies Tariff Volatility With Higher Profit, Lower Prices(抜粋)

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