(ブルームバーグ):楽天グループ株は15日の取引で、一時前日比10%安の795.2円と4月7日以来の日中下落率を付けた。同社が14日に発表した2025年1-3月期(第1四半期)の純損益は735億円の赤字と、前年同期(424億円の損失)に比べ悪化した。
モバイル事業のセグメント損失は593億円と前年同期に比べて赤字幅が縮小したものの、重要業績評価指標(KPI)の一部では軟化も見られる。第1四半期末までの3カ月での契約回線の増加数は33万とその前の3カ月(37万)に比べてペースが鈍化した。
野村証券の増野大作アナリストは、モバイル事業はエコシステム貢献を除くベースで、同社予想を若干下回ったとし、一進一退とリポートで表現した。SMBC日興証券の金森都アナリストはKPIがやや軟化してもモバイルの営業利益は同社予想に沿っており、収益管理力が高まっている印象とした。
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