(ブルームバーグ):米アマゾン・ドット・コムは14日、音声アシスタント「アレクサ」や電子書籍リーダー「キンドル」などを担当するデバイス・サービス部門で約100人を削減すると発表した。本社の人員縮小を進める同社の方針が鮮明となった。
広報担当のクリスティー・シュミット氏は発表資料で、「チームやプログラムの運営効率を改善し、製品ロードマップとの整合性を高めるための持続的な取り組みの一環として、少数のポストを削減するという難しい決断を下した」と説明。さらに、「対象となる従業員が転職先を見つけるまで全力で支援する」と表明した。
アマゾンは2022年、アンディ・ジャシー最高経営責任者(CEO)の下で過去最大規模の人員削減を開始。最終的に2万7000人が対象となった。その後も特定の部門を対象に小規模の削減が続いており、今年1月にはコミュニケーション部門で数十人を削減すると発表していた。
同社の従業員数は今年3月31日時点でフルタイムとパートタイムを合わせて156万人と、1年前と比べ3%増加。ただ、その大部分は物流拠点や配送ネットワークに従事する時間給の労働者が占めている。
今回のデバイス部門の人員削減については、ロイター通信が先に報じていた。
原題:Amazon Cuts 100 From Devices Team in Corporate Jobs Pullback(抜粋)
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