ネパール政府が打ち出した“SNSへのアクセス禁止”の措置に反発する抗議デモが激化し、19人の死者が出る事態となったことを受け、政府は禁止措置を解除しました。
ネパールでは8日、SNSの禁止措置に反発する反政府デモが激化し、現地メディアによりますと、治安部隊との衝突で19人が死亡。デモ隊の一部が暴徒化したことから、首都カトマンズなどには夜間の外出禁止令が出され、軍が出動する事態になっていました。
こうした事態を受け、ネパール政府が9日、SNS禁止措置を解除したとロイター通信が報じました。デモ隊側の要求を受け入れ、鎮静化を図った形です。
ネパール政府は4日、政府の登録を受けていないフェイスブックやXといった一部の主要なSNSへのアクセスを禁止しましたが、「表現の自由の侵害だ」との批判が上がっていました。

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