4年ぶりに黒字回復です。ソフトバンクグループの2024年度の連結決算が発表され、世界的な株高を背景に純利益は1兆円を超えました。

ソフトバンクグループの去年4月からことし3月までの最終利益は1兆1533億円の黒字となりました。黒字は4年ぶりです。

世界的な株高を追い風に、アメリカの通信大手「Tモバイル」といった投資先や傘下の「ビジョン・ファンド」が投資する企業の価値が上がり、主力の投資事業で3.7兆円の利益を計上しました。

ソフトバンクグループ 後藤芳光 最高財務責任者
「米中対立の激化、これに日本も含めて各国の市場が翻弄されている。(傘下の半導体設計大手)アームの資産価値がいろんな形でダメージを受けるケースというのは大きなリスクになるだろうと」

今年度の業績予想については未確定な要素が多く、見通すことが難しいため、公表を控えるとしました。