ゴールデンウィーク、本当に多くの外国人観光客が観光地を訪れていますが、実はコンビニが活気であふれています。一体、なにが起きているのでしょうか?

記者
「入ってすぐのところに展開されているのは、英語や中国語で書かれたインバウンド向けの売り場です。わさび売り場も展開されています」

ちょっと極端な売り方をしているここは、セブン-イレブンが新たに始めた「インバウンド向け」の売り場です。人気のグミは50個と100個のまとめ売りにすることで「免税対象」となる5000円以上に設定。

アメリカからの観光客
「チョコっとグミ!アメリカには、この商品みたいなものはない。旅行に来るたびに食べている」

アルゼンチンから日本に初めて来たこちらの外国人。どうやら、SNSでコンビニのお買い物動画が流行っているんだそう。

レジではフライドチキンを注文。さっそく食べるのかと思いきや、たまごサンドをはがし始め、間にチキンをイン!“親子サンド”のできあがり!

アルゼンチンからの観光客
「ベリーグッド!ななチキ with エッグサンド、ベリーナイス!」

いまや日本のコンビニは外国人にとっても観光に必須の場所かもしれません。

取材中、お客さんのほとんどが外国人だったこの店舗。東京・浅草、雷門のすぐ目の前です。3月に入り、インバウンド向けの売り場を拡大。さらに、フルーツを食べる習慣をもつ外国人のニーズに応え、りんごやパイナップルだけでなく、みかんやいちごも品揃え。

アメリカからの観光客
「この『白いいちご』はアメリカでは見たことない」

日本でも珍しい栃木県産「白いちご」、お値段は6粒で1500円ほど。

アメリカからの観光客
「値段は悪くない。とても気になるから買っちゃおうかな♪」

さっそく実食…

アメリカからの観光客
「あまい。とても柔らかい」

一部エリアでは1700円を超えるいちごも実験的に販売していて、売れ行きは好調だといいます。

ちなみに、あまり目にしないこんなものまで売れています。

中国からの観光客
「常温の牛乳も飲みますよ。ビールも常温で飲むことがある」

中国では「常温」で飲む習慣があり、多くの方が買い求めるんだそう。

こうした様々なニーズに応え、インバウンド客の獲得を狙うコンビニ。

爆買いなどは過去のもの。移ろいゆくニーズをどうキャッチするのか、インバウンド呼び込みのカギとなりそうです。