プロ野球日本シリーズの取材パスをフジテレビから没収したことなどは独占禁止法違反の疑いがあるとして、公正取引委員会が日本野球機構=NPBを調査していることがわかりました。
NPBはフジテレビが去年、日本シリーズ中継と同じ時間帯にメジャーリーグ・ワールドシリーズのダイジェストを放送したことを受け、「信頼が著しく毀損された」として、フジテレビの取材パスを没収していました。
関係者によりますと、公正取引委員会は、取材パスの没収がフジテレビの取材機会を一時的に奪うだけでなく、放送局のコンテンツ選択などの制約につながるおそれがあるとして、独占禁止法違反の疑いで本格的な調査に乗り出したということです。
調査を踏まえ、今後、行政指導などの措置を慎重に判断するとみられます。
高市総理肝入り「日本成長戦略会議」初会合 AI・造船・防衛産業など17の重点分野への投資を促進