来月の電気代が発表されました。去年と比べると、およそ450円値上がりしています。
きょう発表された大手電力10社の来月の電気代。前の月と比べると、▼東京電力は52円のマイナス、▼関西と九州電力は同額と、ほぼ横ばいとなりました。
ただ、去年の同じ月と比べると、大きく値上がりしていて、例えば東京電力ではおよそ450円のアップとなっています。主な要因が政府による電気代などへの補助金の打ち切りです。
では、この夏はどうなるのか?
石破総理 今月22日
「7月~9月の3か月について、電気ガス料金支援を実施する」
7月・8月・9月は補助金が再開されます。
政府関係者によると、今年の冬の補助金が参考になり、この夏は1か月あたり数百円程度の支援になる可能性もあるということです。詳細は来月、決まります。
ただ、これまで補助金にあてられた予算はガソリンとあわせると12兆円以上にのぼります。
武藤容治 経済産業大臣
「脱炭素化の流れ、GXの取り組みへの影響も勘案すれば、いつまでも続けるものではない」
家計には助かる電気代の補助ですが、夏の参院選に向けた思惑も透けて見えます。

トランプ氏の関税に黄信号、赤字削減計画に暗雲-最高裁の審判次第