インターナショナルスクール、どう選ぶ?
では、実際にインターナショナルスクールを選ぶ際には何を基準に判断すればいいのか。高宮氏は、重要なポイントとして以下の5つを挙げています:
1. カリキュラムの内容
2. 進路の実績
3. 教育環境
4. 教員の質
5. 一緒に学ぶ仲間

高宮氏
「ブランドだけで選ぶということはないとは思いますが、それ以外のリサーチもしっかりしていただきたいですね。英語はこれから大事です。一方で英語だけできればいいかというとそういう世界でもないので、カリキュラムは大事になるんだろうなと思います」
実際に学校を訪れることも重要だと言います。
高宮氏
「学校の関係者に会ってみる、キャンパスに行ってみるっていうのは非常に大事なポイントになる」
一方で、日本の教育の良さも忘れてはならないといいます。
高宮氏は「日本の教育にもいいところがあるし、海外の学校にもいいところがある」と指摘し、バランスの取れた視点の重要性を強調しています。
多様化と競争の時代へ
今後、日本の教育はどのように変化していくのでしょうか。
高宮氏
「教育機関同士の競争は激しくなっていくと思います。各教育機関は少子化に向き合っていて、一方で学校の選択肢がどんどん増えている、多様化しているという中で、競争はこれから厳しくなっていくと思います」
日本の教育は多様化し、競争が激化していくと予測する高宮氏。特に重要なポイントとして、英語力の強化と「学力+α(プラスアルファ)」の経験を挙げています。
高宮氏
「英語力は非常に大事なポイントになってきます。英語だけですべての課題を解決できるわけではないですが、まずは英語がないと始まらないというのもまた事実なので、英語力の強化はやっぱり考えていただきたいですね」
そして「プラスアルファ」とは何でしょうか。学力以外の経験の重要性も指摘します。
「学力をつけたうえで、さらにどういう経験ができるかが大事になってくるので、ボランティアやスポーツクラブなど、そういうところにも目配せをしていただきたいと思います」
外資系インターナショナルスクールの増加は、日本の教育界に新たな選択肢をもたらしています。
しかし、どの教育を選ぶかは個々の家庭の状況や子どもの特性によって異なります。十分な情報収集を行い、最適な教育環境を選択することが重要です。