日本で今、外資系インターナショナルスクールがどんどん増えている――。子供の教育の選択肢を考える親世代からの注目度も高まっています。

インターナショナルスクールに詳しいSAPIX YOZEMI GROUP共同代表の高宮敏郎氏に、この現象の背景と日本の教育の未来について話を聞きました。

外資系インター日本進出、その背景は?

高宮氏
「教育もグローバリゼーションという波にさらされていくのかなと思います。人、もの、情報が国際的に活発に移動していく中で、国境の意義が曖昧になってきています」

高宮氏は、グローバル化が進む中で教育にも大きな変化が訪れていると指摘します。

イギリスの名門校「ハロウインターナショナルスクール」が岩手県に開校するなど、外資系インターナショナルスクールの日本進出が相次いでいます。

高宮氏によると、外資系インターナショナルスクールの日本進出には複数の要因があります。

1. 学校の収入源拡大

2. 日本の保護者の英語教育ニーズの高まり

3. 中国における規制強化

4. 中国国内の受験競争の激化

高宮氏
「中国の方も近くて安心、安全な日本に送り出したいというニーズがあるんだろうなと思います。また、アメリカに行くより、日本を挟んでその後どうするかみたいな動きもあるんだと思いますね」