(ブルームバーグ):中国のインターネット・ゲーム業界をけん引するテンセント・ホールディングス(騰訊)の株価が17日の香港株式市場で上昇。中国の人工知能(AI)スタートアップDeepSeek(ディープシーク)がもたらした買いが続いている。
深圳に本社を置くテンセントの株価は一時7.8%高となった。テンセントは同社のSNS「微信(ウィーチャット)」にディープシークを統合すると発表。中国全土に広がるディープシークのソフトウエアを採用する企業や政府機関の波に加わった。

テンセントはここ1年ほど有力なゲームを次々と投入し、その間に株価が67%上昇。ディープシークが先月20日に推論チャットボット「R1」をリリースすると、世界の株式市場に大きな変化が生じた。
AI開発に最適なハードウエアの確保に多額の投資を行っている米上場企業の時価総額が計1兆ドル(約152兆円)余り減る一方、投資家がさらなる進歩を見込む中国では1兆3000億ドル相当の株高を招いた。
原題:Tencent Shares Jump as Company Integrates DeepSeek in WeChat(抜粋)
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