(ブルームバーグ):いすゞ自動車は12日、約2億8000万ドル(約430億円)を投じて米サウスカロライナ州に新たな生産拠点を立ち上げると発表した。新拠点立ち上げにより、北米における商用車の電動化を見据えた車両供給体制の強化を図るとしている。
発表によると、新拠点は2027年中に稼働を開始する計画で、30年時点での年間生産能力は約5万台を予定しているという。中長期的な電動化の流れを見据えながら、内燃機関車の需要にも対応可能な「変種変量生産方式」を導入するとしており、小型トラックの「Nシリーズ」の電気自動車とガソリン自動車モデル、中型トラック「Fシリーズ」のディーゼルモデルを生産する。
いすゞを巡っては石破茂首相が先週のトランプ米大統領との会談で同社が工場建設により雇用を創出する計画であることを明らかにしていた。いすゞの今回の発表によると、28年時点で新拠点は700人以上の従業員を持つ。
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