ヨーロッパ各地で不審なドローンの飛来が相次いでいることを受けて、ドイツ政府は、警察官がドローン撃墜を可能にする法案を閣議承認したと発表しました。
ドイツでは今月2日に南部のミュンヘン空港周辺で複数のドローンが目撃されたほか、先月にはデンマークやノルウェーの空港付近でも不審なドローンが確認されました。
ドローンの一部は、ロシアによる石油取引の制裁逃れに使われているとされる「影の船団」の1隻から発射された可能性があるとしてフランス当局が捜査しています。
こうした事態を受けて、ドイツ政府は8日、連邦警察にドローンを撃墜できる権限を与える改正法案を閣議決定しました。ドローン防衛の警察部隊なども新設する予定だということです。
法案は今後、議会で審議されます。

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