(ブルームバーグ):シティグループは、金価格が向こう3カ月以内に1オンス=3000ドルに上昇すると予想している。トランプ米大統領の政治姿勢がもたらす地政学的緊張が安全資産への需要を強めるというのが理由。
トランプ氏は、経済成長の鈍化やインフレ再燃、世界貿易の混乱につながる可能性がある関税引き上げを打ち出し、金融市場を動揺させた。
シティのアナリストチームはリポートで、投資家が安全資産として金を選好する動きは今後も続き、中央銀行も金準備を積み増す公算が大きいと指摘。 「トランプ2.0で金の強気相場は継続しそうだ」と記した。
金スポット価格はこのところ連日で過去最高値を更新。米中対立激化への懸念やトランプ政権による追加関税賦課の可能性が意識される中、資金の安全な逃避先として買いを集めている。
原題:Citi Sees Gold Soaring to $3,000 on Tensions Triggered by Trump(抜粋)
--取材協力:Sybilla Gross.
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