(ブルームバーグ):米ゼネラル・モーターズ(GM)が自動運転車部門クルーズの約半数の従業員を削減することが明らかになった。同社は昨年12月にクルーズのロボタクシー事業撤退と、本体事業への統合を発表しており、この再編計画の一環。
クルーズのクレイグ・グリッデン社長兼最高総務責任者(CAO)が4日に従業員に送付した電子メールによると、同社のマーク・ウィッテン最高経営責任者(CEO)を含む幹部数人は週内に退任する。事情に詳しい複数の関係者が非公開情報を理由に匿名で明らかにしたところでは、約1000人が削減される。
今回の人員削減はGMのロボタクシー事業からの撤退と、自動運転に関する戦略的シフトを浮き彫りにする。同社は昨年の遅い時期まで、 テキサス州で今年1-3月(第1四半期)に完全自動運転車を使ったロボタクシー・サービスを開始する計画を進めていた。
GMは12月、競争の激化と「事業拡大に相当の時間とリソースが必要になること」を理由に方針転換を発表した。関係者の1人によれば、クルーズの経営幹部はこの発表以来会合を開いていないという。GMは自動車に搭載する運転支援技術の開発は継続する計画。
GMはロボタクシー事業の成長を見込んで2030年までに売上高倍増を目指していたが、断念することになった。同社は代わりに手元資金とリソースを自社株買いと電気自動車(EV)事業に集中させる方針だ。同社は最近、クルーズ関連の再編により今年は約5億ドル(約767億円)、来年以降はその最大2倍の節減が見込まれるとしていた。
4日の米株式市場でGMは1.4%高で通常取引を終えた。クルーズの人員削減については米ハイテク情報サイトのテッククランチが先に報じていた。
原題:GM’s Cruise to Cut 1,000 Jobs as Robotaxi Service Shuts Down (1)(抜粋)
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