(ブルームバーグ):米ニューヨーク市は配車サービスのウーバー・テクノロジーズとリフトに、ドライバーの報酬計算手法や勤務時間制御の変更を迫った。これらの措置は両社が数百万ドル単位の報酬支払いを避ける抜け穴となっている。
ニューヨークは米最大規模のライドシェア市場。配車サービス車両やタクシーなどを監督する同市のタクシー・リムジン委員会(TLC)は、毎年恒例のインフレ調整措置に加え、ウーバーおよびリフトのドライバー報酬計算方法の変更を提案している。提案が通れば約6.1%の実質賃上げとなる。TLCは意見を公募しており、2月5日に公聴会を開催する。
ブルームバーグは昨年10月、ウーバーとリフトがドライバーをシステムから一定時間締め出し勤務時間をコントロールすることで、報酬計算を操作し数百万ドルを浮かしていると報道。これを受けてTLCはウーバーとリフトによるドライバーの最低賃金算出方法を変更させると約束した。今回の提案でTLCは、締め出し措置によりドライバーは「見込んでいた日々の収入を得るための労働」ができなくなり、「明らかに市の法律の意図に反している」と述べた。
ウーバーとリフトはコストが消費者に転嫁される可能性があると警告しており、新たな提案は主力市場での配車サービス需要をさらに圧迫する恐れがある。
TLCはまた、ドライバーをシステムからロックアウトする際には、ドライバーが「労働時間と収入について妥当な見通し」を立てられるよう、72時間前の事前通知義務も求めている。
ウーバーの広報担当者フレディ・ゴールドスタイン氏は「ニューヨークでは移動手段を確保できるのは富裕層だけだ」と述べ、ニューヨーク市長を批判。リフトの広報担当者CJ・マックリン氏は、TLCの提案と5日にニューヨークで導入された「渋滞税」も合わせると、さらなる運賃引き上げは確実だろうと語った。
原題:NYC Is Trying to End Uber, Lyft Driver Lockouts With a Pay Hike
(抜粋)
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