(ブルームバーグ):米銀大手シティグループは今週、約1000人を削減する見通しだ。コスト抑制と収益性改善に向けたジェーン・フレイザー最高経営責任者(CEO)の取り組みの一環。
事情に詳しい複数の関係者が匿名を条件に明らかにしたところでは、今回の人員削減は2026年末までに2万人を削減するという、同行が2年前に発表した計画の一環として実施される。昨年9月末時点の従業員数は22万7000人だった。
シティグループでは、銀行の合理化と無駄の削減が重要な目標となってきた。同行の業績は他の米主要銀行と比べて長年にわたり出遅れてきた。
21年にCEOに就任したフレイザー氏の下で、同行は国際的な個人向け金融事業の多くから撤退するとともに、中核業務を再編するなどの刷新を進めてきた。
シティグループは発表文で「26年も人員削減を続ける」と表明。「今回の変更は、人員規模や配置、専門性を現在の事業ニーズに適合させるための調整や、テクノロジーを通じて得られた効率化、変革プログラムの進捗(しんちょく)を反映したものだ」と説明した。
シティグループにとって今週は多忙な週となる。14日には通期決算を発表する予定で、25年分の賞与についても従業員に通知する計画となっている。
マーク・メイソン最高財務責任者(CFO)は2年前、従業員数が26年末までに約6万人減少し、約18万人になるとの見通しを示していた。この中には、メキシコのリテール銀行事業バナメックスの新規株式公開(IPO)の際にシティグループを離れる約4万人が含まれる。
この目標を達成するには、今週の削減に加え、今年さらに数千人規模の人員削減を実施するとともに、バナメックスの上場を進める必要がある。
原題:Citi to Cut About 1,000 Jobs This Week as Fraser Trims Costs(抜粋)
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