(ブルームバーグ):米アマゾン・ドット・コムの創業者ジェフ・ベゾス氏の所有地に隣接する海辺の空き地が、2億ドル(約315億円)で売りに出されている。
フロリダ州南部の人工島インディアンクリークにある約1.84エーカー(約7400平方メートル)の土地だが、売り手は謎に包まれている。
取引を仲介するイリヤ・レズニック氏は、売り手の身元を明らかにするのを拒んだが、価格については売り手が「交渉に前向きに応じる」としている。「既に数回案内してきたが、明らかに買い手はビリオネアだろう」と同氏は語った。
最終的に2億ドルで売れなかったとしても、売買が成立すればこの地域での記録を打ち立てると同氏はみている。
ベゾス氏は2023年以降、インディアンクリークに3つの不動産物件を購入。そのうち2つは、現在売りに出されている空き地の隣にある。今年に入り3つ目の物件を購入した際、同氏は約8700万ドルを支払った。
レズニック氏は、「2億ドルは大きな金額だと思うが、最終的にはベゾス氏が隣人であることで買い手は少し上乗せして支払うだろう。彼がインディアンクリークに来る前、こうした価格はあり得なかった」と語る。
この空き地については、デラウェア州の企業SMMサニー・ ホールディングが18年に2750万ドルで購入した記録が残っている。レズニック氏によると、今の所有者は売り地に2万5000平方フィート(2322.6平方メートル)の邸宅を建設する構想を抱いていた。
この土地売却の情報に関しては、ニュースレターのハイエスト&ベストが先に報じていた。
原題:Bezos’ Miami Neighbor Seeks $200 Million for Empty Lot (2)(抜粋)
--取材協力:John Gittelsohn.
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